2022年06月11日

さよなら冷蔵庫。

自分の記憶のために記録。

冷蔵庫を買い替えました。これ書いてる時点では、まだ届いてない。


20年近く使い続けた子で、うちにある家電で一番付き合いが長い。


まだ、動いている。


物が物だけに、壊れてから買い替えるとなると色々と大変だな、と思って数年前から買い替えを考えていた。

去年の夏に思い切って買い替えよう!とした時に、気に入った商品がもう少し値下がりするだろうと、その時期を見計っているうちに、売り切れて新型へと変わり、結局、思っていたよりも値段が上がってしまって、冷蔵庫買い替え計画はお流れになっていたのでした。


で、先日、これがいいんじゃないか?と言うものを電器屋のサイトで見つけ、気持ちが揺らながない内に注文。


それから数日、今に至るまで、本当にこれでよかったのか悩んでいる。

中を掃除し、極力空に近づけて、新しい冷蔵庫を待っている。


記念撮影は昨夜した。


貼り付けていたマグネット達も、さっき外した。


引っ越しする時に開かないように、とりあえずガムテープを貼ってしまって、綺麗に剥がせなかった跡はそのまま。


上に何も置いてない見慣れない姿の頭を撫でていたら、駆動音が。


捨てないで!なのか、今まで有難う、なのか。

どちらも想像できる。


心に迷いがあるせいで、捨てないで!と聞こえる気がして、今にも「やっぱりキャンセルしよう!」と言いたくなった時、携帯に電器屋から「今日の午後に予定通りお届けします」の連絡。


新しい冷蔵庫を物色していた時は、今は出来ない、冷凍食品のストックがもっと買える、野菜の保存がもっと出来る!など、新しい環境にワクワクしたりした事が、いっぺんに後ろめたくなった。


新成人が赤子の時に出来た冷蔵庫。

たぶん、冷蔵庫のままではいられないだろう。それは悲しい事だが、


家電のリサイクルは、金属とプラスチックに分けられ、プラスチックは、また新たな家電に使われるらしい。


ぜひ、そうなって欲しい。新しく、何か素敵なモノに生まれ変わってほしい。誰かの側にいさせてあげて欲しい。



悦に入っていて、気持ち悪い。


ただの物だ、情など持っても仕方ないのだ。



でも、罪悪感と寂しさは紛れもない。どうしようもない。


そんな感情が込み上げては冷蔵庫の前に行き、撫でたりして、声をかけたりして、作業に戻る、を繰り返してました。


下の引き出しになっている冷凍室の取手部分(?)が、笑っている口みたいだ、と相方が口にしたので、余計に親しみを感じて、寂しさがまた込み上げて来た。


どうして、今更、こんな気持ちになるんだろう。


そうこうしているうちに、業者さんがやって来ました。


業者さんの手を煩わせてはいけないと、そこからはバタバタと入れ替え作業が進んでいった。


最後のお別れ的な挨拶は出来ずに、彼は運ばれていった。

心残りがすごいので、マンションの入り口にまで行って、トラックに積まれる所を遠くから見送った。



さようなら、バイバイ。

最期まで使ってあげなくて、ごめんなさい。

長い間、本当にありがとう。



posted by 拓ヒラク at 21:27| Comment(0) | 日常記録